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再生医療デバイス:「人工血管、および、人工血管の製造方法」に関し、日本特許庁より特許査定通知をいただきました。

再生医療デバイス:「人工血管、および、人工血管の製造方法」に関し、2026年5月12日付で、日本特許庁より特許査定通知をいただきました。

人工血管開発は医療機器メーカーの責務であり、大きな意義がございます。
人工血管は、病気や損傷で機能しなくなった血管の代替となり、破裂の危険を防ぐなど命に関わる状態を救うためのデバイスであり、生命維持と疾患治療において重要な機能を果たします。多磨バイオは、ePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)による人工血管の開発に取り組んでおります。多磨バイオは同素材によって、脳硬膜(日本承認済み、米国申請中)、心嚢膜(日本、米国承認済み)の開発に成功しており、いずれも永久埋植を前提に人体に長期埋植され(累計6,000症例以上)、不具合なく期待通りの治療結果を得るなど、長期的な安定性と安全性、有効性が実証されています。

これまでの人工血管の主な課題として、細径血管(細い血管)での血栓があげられます。内径が4〜6mmより細い血管に使うと血液が固まって詰まってしまうため、心臓のバイパス手術などで使われる細い血管の代替品としては未だ実用化されていません。多磨バイオが取得した本特許技術により、抗血栓性の人工血管の開発が可能となります。

また感染リスクがあることも課題でした。これまでの人工血管は細菌に対する抵抗力が弱く、一度感染症を引き起こすと治療が長期化しやすいという問題があります。多磨バイオの永久埋植人工臓器製品は、人工血管に限らず、生体組織との適合性が非常に高く、感染や炎症の発生が防がれることが示唆されており、本特許の取得にもつながっています。

さらに、人工血管においては組織の形成不全(治癒障害)のリスクがあります。人工血管と患者自身の生体血管とのつなぎ目などで、細胞がうまく定着せず、自然な血管組織として完全に一体化しにくい課題があります。多磨バイオの取得した本特許は、まさにこの課題に対しても直接アドレスするものです。

多磨バイオの本特許技術は、血管組織と、血流そのものに対するポジティブな作用をもたらします。本日、動物を用いた血管に対する試験も日本で開始されました。多磨バイオは、脳梗塞・脳神経組織修復治療デバイス「ニューロビーム」、心筋梗塞治療デバイス「カーディオビーム」の開発とともに、抗血栓・高生体適合人工血管の実用化にも引き続き邁進いたします。

詳細につきましては、下記お問い合わせフォーム、もしくは弊社までお問い合わせください。

株式会社多磨バイオ
〒180-0022 東京都武蔵野市境2-2-18 グランクレステ402
医療機器製造業/第一種医療機器製造販売業
高度管理医療機器クラスⅣ(合成人工硬膜、人工心膜用補綴材)
再生医療デバイス、合成人工生体膜、その他先進的医療デバイスの開発・製造・販売
代表取締役 長尾 哲哉
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